第2回 人生は、泳がないほうがフワリと浮く(2016.5.3)

でも宮本さんって、昔は頑張ってたって本に書いてあったね。

心屋仁之助

はい。昔けっこう根性派だったんです。

宮本佳実

そこも僕ら一緒やね。僕はもともと、頑張るの権化みたいな企業に勤めてたから。でもあきらかに頑張ってた頃より、すべてがよくなってるよね?

心屋仁之助

そうなんですよね。あんなに頑張ってたの、なんだったんでしょう?

宮本佳実

僕は今から思えば、だただ怖かったんやと思う。頑張るのやめたら落ちると思ってたから。イメージ的には海で泳いでる感じ。

心屋仁之助

溺れる〜、みたいな。

宮本佳実

波は来るし、塩辛いし、泳ぐ手を動かすのやめたらブクブクブクと沈む。そしたらサメが来るだろうし、クラゲに刺されるだろうし……。そんな恐怖をいっぱい想像してた。でも泳ぐのやめたほうが、完全に快適よね。自分の体が浮くって知ったからね。

心屋仁之助

力を抜いたほうが浮きやすいっていうことですね。

宮本佳実

そもそも自分の体が浮くってことすら、知らなかったもんなあ、当時は。宮本さんって、本に書いていることにもぜんぜん無理がないわけよ。普通に「うん、わかるわかる」「おおおお、そうそうそう」っていうことがいっぱい書いてあって。かつ、「女の子はこういうのがいいよね」って思う。僕、男目線から見た「自由に生きる方法」っていうのは書けるけど。

心屋仁之助

これから絶対こういうふうに、「ラクに自由に自分らしく」というマインドに多くの人がなっていくように感じています。

宮本佳実

”「私だから上手く」という大きな大きなものがあるかないかで……”

そうそうそう。僕ら、頑張ることが素晴らしいとずっと騙されてきてるんですよ。経営者とか政治家とか学校の先生は、頑張って頑張って苦労して乗り越えてきた人を「偉人」として奉るよね。「必死になって頑労して我慢してはじめて成果が出るんだ。だからみんなも我慢すればこういうふうになれるんだ!」って。でも……なれへんやんか……。みんなが頑張って成果が出るんやったら、甲子園出た学校は全部優勝やん? そんなん無理やんか。本当は頑張らないほうが上手くいくって教えると、みんなは「頑張る宗教」に入ってしまってるから叩きにくるよね。「あなたになにがわかるんですか。私はこんなに頑張っても報われないのに。頑張らなくなったら報われるはずないじゃないですか!」って。いや……頑張らなくなったら報われるのにねえ。そのとき「私だから上手く」という大きな大きなものがあるかないかで、同じことをやっても成果が全然違う。これがすごく大事!

心屋仁之助

私もめっちゃ思っちゃってます、それは。みんな天才なんですよね。その自分の天才性に気づくと、ものごとはどんどん上手くいく。そして他人と比べなくてよくなる。

宮本佳実

僕もラクになる前、カウンセリングやってた頃は真面目に人を助けたいと頑張ってた。でも、なかなか解決しない人もいて、ふと思ったわけよ、「あ、違うんや」って。そこで世の中の仕組みに気がついたんだけど、自分が「助けたい」「助けよう」と思ってるから、「助けられたい悲惨な人」が生まれてくるだけなんだ、って。だったらこの「助けたい」をやめればいいんじゃ!と、手伝おうとするのも、成功させようとするのも全部やめた。で、やめたら暇になるやんか、「じゃあギターでも弾こか~」みたいな(笑)。

心屋仁之助

私も、教えるのが実は苦手だとわかってから、自分の体験をシェアすることを中心にしたんです。そうしたら、自分も周りの人も上手くいくことが多くなってきましたね。

宮本佳実

そうそう。だからわかってる人は宮本さんのライフスタイルを真似しはじめるわけやんか。真似してたらやっぱり楽しくなってくるから。で、楽しくなってくると上手くいくわけやから、それがいいよね!  人を助けよう、教えようとする行動よりも、自分が楽しんでたら、向こうが「なにしてるんですか?」「教えてください」というような感じで追いかけてくる。助けようとすると助けられないけども、それをやめると、勝手に幸せになる人が増えるんです。それに気がついた。助けに行こうとする暇があったら、私幸せ、私可愛いい、私できるんです、って言ってるほうがよっぽど人を救うのよね。

心屋仁之助

インタビューの続きは5/4に公開予定です。
続きが読みたい!という方は、ページ下で、メールアドレスの登録をお願いいたします。
続きが公開され次第、メールでお知らせいたします。

対談者プロフィール

宮本 佳実(みやもと・よしみ)

愛知県出身。高校卒業後、アパレル販売員、一般企業で人事・受付を経験し、25歳で司会者の道へ。その後28歳で起業し、パーソナルスタイリストとして名古屋駅近くに「女性のためのスタイリングサロン ビューティリア」をオープン。現在はワークライフスタイリストとして名古屋を拠点に全国各地で「起業」や「お金」のセミナーや講演会を開催。著書に『可愛いままで年収1000万円』『成功への扉が次々ひらく♡ミラクルレッスン』(WAVE出版)がある。
ブログ:http://ameblo.jp/beauteria/

宮本佳実『可愛いままで年収1000万円』 宮本佳実『成功への扉が次々ひらく♡ミラクルレッスン

心屋 仁之助(こころや・じんのすけ)

兵庫県生まれ。大手企業の管理職として働いていた後、心理療法を学びカウンセラーとして活動。テレビ番組「解決!ナイナイアンサー」に出演し話題を集める。現在は京都を拠点に全国各地でセミナーや講演会などを開催。 『マンガで学ぶ 心屋仁之助の お金を引き寄せる体質改善!』(KADOKAWA)『がんばらない成長論』(学研プラス)『ゲスな女が、愛される。』(廣済堂出版)『仕事が「ツライ」と思ったら読む本』(WAVE出版)など著書多数。
ブログ:http://ameblo.jp/kokoro-ya/

心屋仁之助『仕事が「ツライ」と思ったら読む本』 心屋仁之助『がんばらない成長論』 心屋仁之助『ゲスな女が、愛される。』

書籍紹介

宮本佳実『可愛いままでこう働く』

宮本佳実『可愛いままでこう働く』

「好きなことを好きなときに好きな場所で好きなだけ」
「可愛いままで起業できる! 」

女性の新しい生き方・働き方(ワークライフスタイル)を
提案する人気著者の最新作。

もっと自由に、もっと心地よく
働き方も生き方も、選べます。

仕事も人生も可愛く
スルッと上手くいく。

ゆるふわキャリアの
マインドと働き方の秘密を大公開。

登録のご案内

対談はいかがでしたか?
メールアドレスを登録すると、対談の続きが公開されるタイミングでお知らせいたします。
第3弾まで続きますのでお見逃しなく!

 男性   女性 

宮本佳実『可愛いままでこう働く』
発売記念スペシャルサイト

名古屋を中心に講演会やセミナーなど、ひと月の実働約5日で豊かに暮らし、好きなことで日々を満たしている宮本佳実さん。この春から東京にも拠点を持ち、ますます自由になっていくワークライフスタイルから目が離せません。そんな宮本さんの三作目出版を記念して、素敵な方々との対談をご用意しました。

第1弾は心屋仁之助さんと「好きなことで生きていく秘訣」について語っていただきました。第2弾はジョン・キムさんと「女性にとって必要な心のあり方」について語っていただきました。どちらも女性の生き方について示唆のある対談となっております。ぜひご一読ください!