第1回 実は宮本佳実さんという女性って……(2016.5.17)

———お二人はいつからお知り合いだったんですか?

ほんと最近です。2ヶ月前ぐらいですか? ジョンさんの講演会を名古屋で主催している知り合いが紹介してくださって。

宮本佳実

『来世でも読みたい恋愛論』を出したとき、その方に呼んでいただいて、女性限定の恋愛セミナーを開催していたんです。そのとき僕が「最近、宮本佳実さんという女性にすごく注目してる」という話をしたことがきっかけかな。

ジョン・キム

———佳実さんの本を知っててくださってたんですか?

『可愛いままで年収1000万円』が六本木のTSUTAYAとかに並んでるのをいつも見てたんです。「んー、また新刊が出たな」って。最初は、男性からするとカバーがピンク色だし、手にとることはなかったです。でも毎日通りがけに見てると、何ヶ月経っても補充されてるから売れてるんだなと思って。で、「どういうものかな」と読んでみたら、「自分の普通、自分らしさ、今のままを追求していくと特別になる」という勇気を与えてくれる本だった。あと、なんだか映画を見てるような……文字で読むけど、心で感じるみたいな。

ジョン・キム

各章の導入ページの詩とかですよね。こだわりを持って書いてるので、そう言っていただけると嬉しいです〜。

宮本佳実

宮本さんは、情景が浮かぶ文体で書かれているんですよね。それに、読むのにぜんぜん力がいらないのに本質的なことばかり書かれてあって。あと誰もが実践できるように配慮しながら書かれてる。美味しい料理を作るだけではなく、ちゃんと相手に届けようとしてますよね。

ジョン・キム

まさに、そうしたかったんです。深く見てくださって、私すごいびっくりしてます。

宮本佳実

あと、「この人、僕が追求しているライフスタイルとかワークスタイルと、本質的にまったく一緒だな」ってピンときたんです。つまり自由を追求する。自分を追求する。それにともなう責任を負う決意も明確にある。だから、実は宮本佳実さんという女性って、柔軟にみえるけど、強い芯や意志があるんだな、ってグッときたんです。揺れても折れない竹のようなしなやか女子。

ジョン・キム

———そう、佳実さんって、実はそうなんですよ。

そして「妥協しない」ということを自ら実践してる。しかもそのワークライフスタイルを名古屋で築いた。東京じゃないんだよね。海外でもないし。僕はそれも賞賛されるべきだと思ってて。東京で成功すると周りは「東京だからできるんでしょ」とか言うじゃないですか。でも彼女はそうじゃない。地方にいながらも、こうなれるんだということを証明してくれた。

ジョン・キム

———1作目『~年収1000万円』は佳実さんのデビュー作ですし、魅力を最大限に表現できるよう、編集で足を引っ張らないよう試行錯誤の連続でした。なので、そこまで読み取っていただけて、編集サイドとしてもありがたくて放心状態になりそうです。

東京でヒットして地方に移る人は男性も女性もいたりするけど、地方でずーっと自分を貫いて、それを表現にしてここまで売れて、多くの人に勇気を与えてる女性っていうのは、僕からすると初めて。そういないですよ。

ジョン・キム

”宮本さんはすべての瞬間で貫いてるから、すっごくかっこいいんですよね。”

私のほうこそ、お話をするたびにジョンさんの頭の良さに尊敬するばっかりというか恐縮するばっかりというか……。私が普通にこうやってお会いして大丈夫なのかな!?って気にかかるくらいです。

宮本佳実

譲れないものを持ってるところが、僕は素敵だと思ってますよ。

ジョン・キム

———そう、佳実さんってピシっと1本なにかが入ってるんですよね。あと、ズルくないんです。セコさもないし。実は結構いるじゃないですか、そういう人。でも佳実さんは、ほんと、そういうのとかけ離れてて。

ほんとですか〜。うれしい〜! 実は、自分のなかで「譲れないもの」ってあって、もちろん柔軟でいたいし、ほかの人を否定したりはしたくないけど、「自分」のことは「自分」で決めたいという頑固なところがあります。

宮本佳実

新刊の『可愛いままでこう働く』を読ませていただいたんだけど、どう働くかとか、どう稼ぐかという以前に、どう生きるかということ。それを宮本さんはすべての瞬間で貫いてるから、すっごくかっこいいんですよね。

ジョン・キム

———出会って2ヶ月の短時間でこんなにも佳実さんのことを語れるジョンさん、すごいです。

本のなかの彼女は、いばってないし、見せびらかしてもないし、温かく包み込んでくれて、全体的には可愛らしい印象ですよね。だけどちゃんと芯がある。で、実際に会って話をしたら、「うわー、もう、本の表現のまんまの人だ!」「こんなゆるふわな感じでほんとに生きてるんだ!」「これは勇気もらうわ!」と感激して(笑)。僕は男性のなかでは彼女の一番のファンだと自負してますから。

ジョン・キム

対談の続きは5/18に公開予定です。
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対談者プロフィール

宮本 佳実(みやもと・よしみ)

愛知県出身。高校卒業後、アパレル販売員、一般企業で人事・受付を経験し、25歳で司会者の道へ。その後28歳で起業し、パーソナルスタイリストとして名古屋駅近くに「女性のためのスタイリングサロン ビューティリア」をオープン。現在はワークライフスタイリストとして名古屋を拠点に全国各地で「起業」や「お金」のセミナーや講演会を開催。著書に『可愛いままで年収1000万円』『成功への扉が次々ひらく♡ミラクルレッスン』(WAVE出版)がある。
ブログ:http://ameblo.jp/beauteria/

宮本佳実『可愛いままで年収1000万円』 宮本佳実『成功への扉が次々ひらく♡ミラクルレッスン

ジョン・キム(じょん・きむ)

韓国生まれ。19歳で日本へ国費留学し、ハーバード大、オックスフォード大、慶應義塾大など世界の大学を渡り歩く。ノマドワーカーとしても知られ、パリなど世界を転々としながらも、現在は六本木在住。 著書に『媚びない人生』(ダイヤモンド社)、 『断言しよう、人生は変えられるのだ。』(サンマーク出版)、 『来世でも読みたい恋愛論』(大和書房)など。 また共著に『ジョンとばななの幸せって何ですか』(光文社)がある。
ブログ:http://ameblo.jp/john-kim/

ジョン・キム『断言しよう、人生は変えられるのだ。』 ジョン・キム『来世でも読みたい恋愛論』 ジョン・キム『ジョンとばななの幸せって何ですか』

書籍紹介

宮本佳実『可愛いままでこう働く』

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宮本佳実『可愛いままでこう働く』
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名古屋を中心に講演会やセミナーなど、ひと月の実働約5日で豊かに暮らし、好きなことで日々を満たしている宮本佳実さん。この春から東京にも拠点を持ち、ますます自由になっていくワークライフスタイルから目が離せません。そんな宮本さんの三作目出版を記念して、素敵な方々との対談をご用意しました。

第1弾は心屋仁之助さんと「好きなことで生きていく秘訣」について語っていただきました。第2弾はジョン・キムさんと「女性にとって必要な心のあり方」について語っていただきました。どちらも女性の生き方について示唆のある対談となっております。ぜひご一読ください!