———序盤から佳実さん魅力を素晴らしい分析力で語ってくださったジョンさん。ぜひ新刊『可愛いままでこう働く』の感想も聞かせてください。
今回の新刊も、かっこよく書こうとしてないところが好きですね。これって意外とできないことなんです。特にすーーごく刺さったのは、「ブログと一緒に成長していく」というエピソード。というのも僕は最近、女性のソーシャルメディア起業についてのプロデュースをはじめたからなんですけど。
ジョン・キム
ジョンさんが本物の価値や新しい思考を教えてくれる「V2F Academy」というのを、立ち上げられたんですよね。
宮本佳実
ブログでもメルマガでも最初から読者って、何千人もいるわけじゃないじゃないですか。必ず1人からスタートする。その話は、僕も生徒さんたちにするんですけど、宮本さんの「ブログと仲良くして、自分と一緒に育て上げていく」というメッセージが腑に落ちて、すごく響いたんです。
ジョン・キム
ありがとうございます。お忙しいのに早速読んでいただいて。もちろん私もブログのアクセス数が「2PV」とかから始まりました。最初に立ち上げたブログなんて、誰にも読まれずに自然消滅しましたし(笑)。そういったなかでコツコツ続けてきたことで、たくさんの方に読んでいただけるようになって……。
宮本佳実
未熟な自分であっても毎日少しずつさらけ出していく。自分よりかっこいいブログじゃなくてもいい。ときにはブログによって自分が引き上げられていって、また自分がブログを引き上げていって、というブログと自分との切磋琢磨よる成長のスパイラルを築いていく。無理せず軽やかに、そうしてすべてのプロセスを楽しみながらやっていくところに、勇気をもらうんだなと思ったんです。ブログやメルマガをスタートする人は、発信するとき不安になるんですよ、「読者がいなかったらどうしよう」とか。でも、背伸びせず、一緒に成長すればいいんです。「完璧にやろう」とか「がむしゃらにやらなきゃいけない」……心のなかにある そういうブロックをぜんぶ解除してくれるマインドですよね。
ジョン・キム
いま、昔のブログを読むとめっちゃ恥ずかしいんですが「あの頃は、あの頃で真剣だったし楽しかったな〜」といろいろ思い出します。
宮本佳実
———今作は特にリアルに、佳実さんがこれまで、なにをどうやってきたかのステップが書かれてますから、実際に起業や副業で自分を発信したい人にとっての、具体的な教科書になりますよね。
僕なんかが書くと、だいたい抽象的な話で止める感じで「実際になにをやるのかは、あなたが決めましょう」ってなる。だけど彼女の文章は、本質的な内容からスタートして、それをどう日常のなかの流儀として繋げていくかまでがわかる。「今日からできること」に、すっと軽やかにワープするのね。それが苦手な僕は、彼女がうらやましい。
ジョン・キム
私は起業前も起業してからも、いろんなことに対して「とりあえずやってみる」を繰り返して、小さなトライアンドエラーや、小さな成功を積み重ねてきました。その成功って本当にちっちゃくていいと思うんです。小さな成功や喜びに敏感になると、大きな成功や喜びが起こると思っています。それがミラクルです^^
宮本佳実
———3作目もゆるふわなイメージだけで編集しようかとも思ったのですが、より読者の役に立つ必要度の高い本にしようと思って「今回は細かく書いてください」というやりとりをしたんです。
私も少し迷いました。「起業は簡単♡」と打ち出したほうが、まずは手に取ってくれる人が増えるかなとも思ったり……。でも実際、起業にはそうじゃない部分もある。だけど、その部分を書くと内容が堅くなって、本当に伝えたいことが伝わらなくなっちゃうかなとか……。
宮本佳実
「ときにはキツいときもあるし、苦しいときもあるけど、そこは気合いで乗り切る♡」と書いてあった部分とかだよね。でもその過程も楽しんでいるのが伝わってきたから、最後まで軽やかに読めたよ。自分の経験を自虐的にとらえてないからかな。
ジョン・キム
”必ずあなたらしさが発揮されて、それが誰かの喜びと感動につながっていく”
あと、「あなたも今からできますよ」という基本の前提があるからかな。あなたのまんまでよくて、無理しなくてもよくて、自分の心に正直にどんどん行動を起こしていけば、必ずあなたらしさが発揮されて、それが誰かの喜びと感動につながっていくということを、とても軽やかに書いてますよね。
ジョン・キム
はい。私がみなさんにいちばん伝えたいことって、そういうことなんです。
宮本佳実
難しいことを難しいまま書くのってそう難しくないけど、宮本さんの本は平易な文章で簡潔に、それも相手が日常で実践できるような形に落として書いてあるの、わかりますよ。深いものを簡潔にわかりやすく、そして美しく表現するのは、書き手としてはいちばん目指したいところだから。
ジョン・キム
ええ〜〜、もう、もう、幸せです、そんなに言っていただけて(涙)。
宮本佳実
宮本さんは最初、名刺も手作りでやってきたというエピソードがあったけど、そういう感じで本の文章も少しずつ、丁寧に丁寧に作っているというのが、すごい伝わる。だから読むときに噛み締めながら味わえるというか……。
ジョン・キム
ありがたすぎます〜! これからまた頑張る勇気をいただきました、私も作家と名乗れるように!
宮本佳実
”その言葉を使うと、聞いた相手もすごいラクになる”
本といえば、ジョンさんの本を読ませていただいて感じるのは、言葉の美しさ。あと、すごく単純なんですけど、母国語じゃない言葉を使って作家でいるって、どれほど頭のいい人なんだろう?って。だって、ちょっと喋れるくらいじゃ無理じゃないですか、本を書くだなんて。
宮本佳実
———そうですよね。
私は日本人だけど日本語で書くことすら悪戦苦闘しているのに。そのうえで、この言い回しの美しさ、やわらかさ。翻訳ものとか堅い文章の本だとあんまり頭に入ってこないんですけど、ジョンさんの本はスルーっと入ってくるんです。私、言葉が大好きなので、そういうところにすごい注目しながら読んでます。
宮本佳実
そういえば俺ね、宮本さんに会ってから「軽やか」という言葉をめっちゃ使うの。
ジョン・キム
えー、ほんとですか? わ〜、嬉しい。私も「軽やか」大好きだから♡
宮本佳実
その言葉を使うと、聞いた相手もすごいラクになるんだよね。「いいじゃない、そんな力まないで、最初から完璧になれないし、ブログの読者だって一人からでいいから」っていうのが伝わる。みんなスタートを切るのが難しいんですよね。いろいろ想像しちゃうからスタートが切れないで終わっちゃう。それはすごくもったいないよね。
ジョン・キム
そうなんです、確かに。
宮本佳実
「とりあえずスタート切って」と、背中をポンと押す言葉。
ジョン・キム
———佳実さんがよく使う「軽やか」というキーワードに隠された効力までも……ジョンさんの解説力、素晴らしいです!
対談の続きは5/19に公開予定です。
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対談者プロフィール
宮本 佳実(みやもと・よしみ)
愛知県出身。高校卒業後、アパレル販売員、一般企業で人事・受付を経験し、25歳で司会者の道へ。その後28歳で起業し、パーソナルスタイリストとして名古屋駅近くに「女性のためのスタイリングサロン ビューティリア」をオープン。現在はワークライフスタイリストとして名古屋を拠点に全国各地で「起業」や「お金」のセミナーや講演会を開催。著書に『可愛いままで年収1000万円』『成功への扉が次々ひらく♡ミラクルレッスン』(WAVE出版)がある。
ブログ:http://ameblo.jp/beauteria/
ジョン・キム(じょん・きむ)
韓国生まれ。19歳で日本へ国費留学し、ハーバード大、オックスフォード大、慶應義塾大など世界の大学を渡り歩く。ノマドワーカーとしても知られ、パリなど世界を転々としながらも、現在は六本木在住。
著書に『媚びない人生』(ダイヤモンド社)、
『断言しよう、人生は変えられるのだ。』(サンマーク出版)、
『来世でも読みたい恋愛論』(大和書房)など。
また共著に『ジョンとばななの幸せって何ですか』(光文社)がある。
ブログ:http://ameblo.jp/john-kim/
書籍紹介
宮本佳実『可愛いままでこう働く』
「好きなことを好きなときに好きな場所で好きなだけ」
「可愛いままで起業できる! 」
女性の新しい生き方・働き方(ワークライフスタイル)を
提案する人気著者の最新作。
もっと自由に、もっと心地よく
働き方も生き方も、選べます。
仕事も人生も可愛く
スルッと上手くいく。
ゆるふわキャリアの
マインドと働き方の秘密を大公開。
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第3弾まで続きますのでお見逃しなく!
宮本佳実『可愛いままでこう働く』
発売記念スペシャルサイト
名古屋を中心に講演会やセミナーなど、ひと月の実働約5日で豊かに暮らし、好きなことで日々を満たしている宮本佳実さん。この春から東京にも拠点を持ち、ますます自由になっていくワークライフスタイルから目が離せません。そんな宮本さんの三作目出版を記念して、素敵な方々との対談をご用意しました。
第1弾は心屋仁之助さんと「好きなことで生きていく秘訣」について語っていただきました。第2弾はジョン・キムさんと「女性にとって必要な心のあり方」について語っていただきました。どちらも女性の生き方について示唆のある対談となっております。ぜひご一読ください!