第3回 もう一度あなたも“可愛いまま”に戻れる(2016.5.19)

———佳実さんはジョンキムさんと初めてお会いしたとき、どんな印象を持たれたんですか?

「ああ、海外の男性って、本当にやさしいんだ」っていうジェントルマン感です。名古屋でジョンさんの講演会をやっている知人から「参加者全員がジョンさんに恋をしてた」とか聞いていて「どういう意味だろう!?」って思ってたんですが、実際にお会いして「そーいうことか!」みたいな(笑)。

宮本佳実

———編集部も、今回の対談をご依頼するメールのやりとりの際、ジョンさんの対応力や、短い言葉のなかにも感じられる配慮やソフトなお人柄に魅了されてしまいました。

私、思うんですけど、ジョンさんの講座に通ってる女性ってみなさんきっと、いつもより綺麗にして参加されてるんじゃないですか? ジョンさんにお会いすると思うだけでテンション上がると思うんですよ。ジョンさんの周りの女性って、美女率高いですもん。

宮本佳実

たぶん自分が誰よりも愛を求めてきた歴史があるからだと思うんだよね。

ジョン・キム

ジョンさんがですか?

宮本佳実

人間て孤独な生き物じゃない。みんなどこか寂しいし、心細いのよ。また、承認されたいという気持ちがあるから。そういうときに、自分のことで精いっぱいになるのではなく、「じゃあ、まずは自分から周りを認めよう」という気持ちになってそれを心がけたら、自分自身がすごく心が豊かになることに気づいたんです。つまり与えてるんだけど、私はすでにもらってるという感覚。

ジョン・キム

自分のマインドを変えることで、相手も自分も豊かな関係性でいられるってすごく理想です。

宮本佳実

相手と出会うことによって自分のなかで、それまでになかった善意なる気持ち……愛が生まれるわけですよね。で、その愛が生み出された源泉というのは、相手という存在そのものなんです。だから、その人に対するちょっとしたお返しなんです、表現をするというのは。「あなたは、こんなに素敵で愛しくて素晴らしいですよ」と。つまり、あなたという存在によって私のなかにこんなにも素晴らしい感情が生まれたんだから、それをちょっと伝えてるだけ、というような。

ジョン・キム

男性としてすべてが完璧で、愛にあふれてる。このジョンさんの大きな愛あふれる姿勢を、日本人の男性みんなが身につけてほしい〜。

宮本佳実

———ジョンさんって偏見がないところも素敵ですよね。

そうなんです。やっぱり突き抜けていらっしゃるかたは、こうなんだなって思います。他者に対する否定がまったくないんです。いつもすごいなと思っています。

宮本佳実

———例えば『可愛いままで年収1000万円』って、最初このタイトルに男性たちから批判があったんです。「甘すぎる」「いやだ」って。でもジョンさん対談の前に「この本、タイトルもいいよね」って受け入れてくださったので。

そのタイトルは言葉の組み合わせが大好き。ここでいう“可愛いまま”というのは、“ありのままの自分”ということだと思います。誰かになろうとしない。本物の自分になることで、結果はあとから付いてくるから、一緒に頑張りましょう、という雰囲気が伝わる。多くの女性が、誰かと比較して、どんどん周りからしてのいい子を演じるあまり、自分を失ってしまうんです。

ジョン・キム

そういう女性、とっても多いです……。

宮本佳実

”少なくとも私はなにもないところから、ここまで来れたから、と。”

たぶんこの本がいちばん響く読者は、ずーっと可愛いままで仕事してる人じゃなくて、かつて可愛いかったけど、どこかの段階から……たぶん就職とかで社会性を身につけて大人になっていって、ここでいう「可愛いさ」というものを失ってしまった女性。自分らしさを失ってしまった女性じゃないですか?

ジョン・キム

そうなんです! だから私、可愛いままで仕事して、心も、お金の面でも豊かになっていきましょうって伝えたくて……。

宮本佳実

もうひとつ話すと、宮本さんの本のテーマは「解き放つ」だと僕は思っているんです。いろんな心理ブロックから女性を解き放って、「もう一度あなたも“可愛いまま”に戻れるんだ」と。

ジョン・キム

———ジョンさんの洞察力に、ちょっと鳥肌が立ってます。

要するに、可愛いままに戻ることは仕事とか収入を犠牲にするものじゃなくて、これからの時代は例えばブログ等のソーシャルメディアを駆使して自分自身の考えとか感じ方を発信していくと、必ずそこには仲間やファンが集まってくるから、そういった人たちに喜びや感動といった価値を提供することによって、仕事も収入も増えていく可能性がある、ということ。それを宮本さんは「私自身が体験をしてるわけだから」と、綴っているんですよね。

ジョン・キム

もう、まさにその通りです〜!

宮本佳実

あと、それをみんなに共有したいということですよね。100%保証はしないけど、少なくとも私はなにもないところから、ここまで来れたから、と。だから決してお医者さんの立場じゃない。「私は以前、あなたと同じ病気をわずらって症状も深刻だったんだけど、こういうことを心がけたら、こう治った。だからその経験をみんなとシェアしたい」という立場。目線がみんなと同じなんですよね。上からの目線じゃなくて、隣にいる人みたい。

ジョン・キム

それ目指してます! 昔は「私も人に教えなきゃ、指示しなきゃ」と思っていたんです。人の上に立つことが偉いと思っていたから。でも私、上から教えたり指示したりするのが全然向いていなくって(笑)。なんとなく自分の中で向いていないことに気づいてはいたはいたんですけど、それを認められず、一時期すごく苦しんでました……。でも「べつに上に立たなくてもいいんじゃん」って手放してみたら、ものすごく楽になって、スルスル物事が上手くいくようになったんです。

宮本佳実

最近、宮本さんといろんなプロジェクトの話とかしてるけど、上から目線じゃないのは一貫してるよね、必ず。でも、ちょっとわがままなところもあるけど、それがまた魅力的に映るから、まあ、ズルいよね(笑)。

ジョン・キム

対談の続きは5/20に公開予定です。
続きが読みたい!という方は、ページ下で、メールアドレスの登録をお願いいたします。
公開され次第、メールでお知らせいたします。

対談者プロフィール

宮本 佳実(みやもと・よしみ)

愛知県出身。高校卒業後、アパレル販売員、一般企業で人事・受付を経験し、25歳で司会者の道へ。その後28歳で起業し、パーソナルスタイリストとして名古屋駅近くに「女性のためのスタイリングサロン ビューティリア」をオープン。現在はワークライフスタイリストとして名古屋を拠点に全国各地で「起業」や「お金」のセミナーや講演会を開催。著書に『可愛いままで年収1000万円』『成功への扉が次々ひらく♡ミラクルレッスン』(WAVE出版)がある。
ブログ:http://ameblo.jp/beauteria/

宮本佳実『可愛いままで年収1000万円』 宮本佳実『成功への扉が次々ひらく♡ミラクルレッスン

ジョン・キム(じょん・きむ)

韓国生まれ。19歳で日本へ国費留学し、ハーバード大、オックスフォード大、慶應義塾大など世界の大学を渡り歩く。ノマドワーカーとしても知られ、パリなど世界を転々としながらも、現在は六本木在住。 著書に『媚びない人生』(ダイヤモンド社)、 『断言しよう、人生は変えられるのだ。』(サンマーク出版)、 『来世でも読みたい恋愛論』(大和書房)など。 また共著に『ジョンとばななの幸せって何ですか』(光文社)がある。
ブログ:http://ameblo.jp/john-kim/

ジョン・キム『断言しよう、人生は変えられるのだ。』 ジョン・キム『来世でも読みたい恋愛論』 ジョン・キム『ジョンとばななの幸せって何ですか』

書籍紹介

宮本佳実『可愛いままでこう働く』

宮本佳実『可愛いままでこう働く』

「好きなことを好きなときに好きな場所で好きなだけ」
「可愛いままで起業できる! 」

女性の新しい生き方・働き方(ワークライフスタイル)を
提案する人気著者の最新作。

もっと自由に、もっと心地よく
働き方も生き方も、選べます。

仕事も人生も可愛く
スルッと上手くいく。

ゆるふわキャリアの
マインドと働き方の秘密を大公開。

登録のご案内

対談はいかがでしたか?
メールアドレスを登録すると、対談の続きが公開されるタイミングでお知らせいたします。
第3弾まで続きますのでお見逃しなく!

 男性   女性 

宮本佳実『可愛いままでこう働く』
発売記念スペシャルサイト

名古屋を中心に講演会やセミナーなど、ひと月の実働約5日で豊かに暮らし、好きなことで日々を満たしている宮本佳実さん。この春から東京にも拠点を持ち、ますます自由になっていくワークライフスタイルから目が離せません。そんな宮本さんの三作目出版を記念して、素敵な方々との対談をご用意しました。

第1弾は心屋仁之助さんと「好きなことで生きていく秘訣」について語っていただきました。第2弾はジョン・キムさんと「女性にとって必要な心のあり方」について語っていただきました。どちらも女性の生き方について示唆のある対談となっております。ぜひご一読ください!